こんにちは、アベニールの山﨑です。
今回は「絶対にヤメた方がいい”外部カメラマンの持ち込み方”って知ってますか?」という話をします。
カメラマンの持ち込みをお考えの方や、式場で頼むスナップ写真の金額に悩んでいる方向けです。
■ CONTENTS
カメラマンの持ち込みとは?
以前の記事でもご紹介しましたが、
結婚式当日に挙式や披露宴の様子を写真撮影するカメラマンを、
式場へ依頼するのではなく、外部のカメラマンに撮影を依頼することです。
依頼できる業者とは・・
などがあります。
また、友人や親族に「本当のカメラマン」がいるので、その人に撮影してもらいたい場合も「カメラマンの持ち込み」という扱いになるケースが多いです。
持ち込みカメラマンに依頼するメリット
一番は金額的な理由です。
他にも色んな理由があって外部カメラマンへ依頼されることもあります。
・撮ってほしいカメラマンがいるから。
・写真にはこだわりたいと思っているから。
冒頭の費用的な理由に関しては、実際にどのくらい費用が節約できるのかを下記の記事で紹介してますのでご覧ください。
式場が悪評する会社もある
結婚式の撮影を依頼できるサービスを提供しているのは、結婚式場やウェディングカメラマンだけではないんです。
というのが存在します。
とにかく、式場からの評判は悪く、ブライダル業界からも訴えられたりしている会社もあります。
「え?どういうこと?」
と気になる内容は、「写真のパクリ」と「友人を装って忍び込むカメラマン」という事実があるんですね〜。
写真をパクる会社
世の中には「画像無断転載」ということが多く行われていますが、
あらゆるフォトグラファーの写真を「無断で自社ウェブサイトへ掲載」という、我々からすると常識的に考えられない荒技を行なってた会社があります。
Webサイトを見ると「素敵な写真ばかり」だけど、、、全くその会社と関係無いフォトグラファーの写真が掲載されていた。
動画も同じく、私の知り合いの東京で超有名な映像制作会社のエンドロールもパクられて掲載されていたとのことでした。
パクリ体質な会社もあるんですね。
でも、一般の新郎新婦さんが、そのサイトを見ても分からないです。
「あ、なんか良さそう。しかも安いよ。」
と思われて注文されます。
しかし、実際に撮影に来るのは・・・「その地域のフリーカメラマン」という話です。
分かりやすくいうとバイト。カッコいい呼び方すれば、指名されたフォトグラファー?・・いや、ただの人材派遣です。
式場に忍び込むカメラマン
どういうことかと言うと、
という手法です。
って、堂々とWebサイトに書いてます。
はっきり言って、よく無いです。
何がよく無いのかと言うと、
色んな契約違反と、
撮影できる内容が限られると言う、
2つの大きなリスクを新郎新婦さんが負うことになります。
式場がOKするゲスト扱いもある
外部のカメラマンに撮影を依頼したい時、
まず、最初に式場のプランナーさんへ相談しましょう。
カメラマンに問い合わせするのではなく、最初に式場側の許可を得ることが重要です。
というのも、式場さんによっては
「ゲストの席を設けてくれれば撮影OKです」という式場もあるんです。
この場合、持ち込み業者としてカメラマン扱いされるので、通常のスナップ写真撮影が可能になります。
通常のスナップ撮影は、
挙式のリハーサル
挙式本番(自由に移動・一部制限あり)
アフターセレモニー
披露宴
お見送り
大まかな流れですが、上記のような場所ごとに自由に撮影すること(動き回って撮影できると言う意味)が可能です。
※当然ですが、それぞれの式場によって規則は異なります。
絶対に止めるべき持ち込み方法
ゲストとしてカメラマンの席を用意する2つ目のパターン。
それは、
「式場は持ち込みNG」なのにも関わらず、
外部カメラマンを”友人と偽って”出席させる方法です。
先ほど下記のような業者があることをお伝えしました。
ここに共通して言えるのが、「式場と新郎新婦の契約内容を無視したルール」が存在していることです。
新郎新婦は式場と「カメラマンの持ち込みは禁止・お断り」と言う契約を結んでいる場合です。※持ち込み料を払えば持ち込みできる契約は除きます。
「友人が写真を撮れない結婚式はありません。」
と言うのは嘘ではありません。
でも、外部の業者を式場に内緒にして持ち込むのは「契約違反」になります。
さらに、本当に友人であれば「撮影できる場所」が限られます。
例えば、ブライズルーム。
まず友人が訪ねて来ることはありえないですし、普通は中に入って撮影(リップシーンやお支度風景)はできません。
リハーサルも友人は入れません。
挙式中は席に座って挙式を見守るのが列席者としてのマナーです。
ましてや、両親の前に立ったり、挙式中に席を移動して撮影を許可している式場はごく稀です(ほとんど無いです)
披露宴中も入場シーンから挨拶、乾杯、来賓挨拶など、色んなイベントがありますが、本来のスナップ撮影のように動き回って撮影することはできないです。
通常、スナップカメラマンで入る場合、休む暇なんかありません。テーブルにお料理を出されても「食べる時間は無い」と言うくらいずっと撮影しなければなりません。
つまり、友人として撮影できる内容は、本来撮影できる内容と全くかけ離れてしまう。と言うことなんです。
この違いを説明しない(嘘ではないから)会社も多くトラブルの原因にもなってます。
新郎新婦のリスク
式場との契約を無視した強引な持ち込みは、式場側も「あの人は持ち込み業者だ」と、確実に分かります。
断言しますが式場側にはバレます。
契約内容で「持ち込みはお断わりします」となっていた場合、色んな特典や値引きが行われているはずです。
最悪、その特典や値引きを「無かったこと」にされたら・・どうですか?
契約を無視したのは新郎新婦。になってしまうんです。
大きな特典がある場合、金額だけでいくと30万〜50万くらいの値引き金額はあるのではないでしょうか?
もし、この値引きや特典が「持ち込み禁止だったのにも関わらず、契約内容を無視した行為」としてみなされたら・・?
困るのは新郎新婦さんです。
せっかく楽しい、素晴らしい1日になるはずなのに、
一生の思い出が「損害賠償」「違約金」を支払わなければならない思い出に変わります。
結婚式後のハネムーンから帰ってきて待ち構えているのはそれまでの楽しさを0にする最悪の展開へ・・。
これって、本当に「リスクしかない」のは伝わりますよね?
さらに、通常のスナップ撮影と内容も異なります。
つまり、普段よりも撮影できる内容が大幅に狭まる上に、新郎新婦には契約違反の賠償金を支払う可能性が発生する。と言う悪いことだらけなんですね。
ただ、実際に新郎新婦さんに賠償金の支払いを行うか・・・と言うと、そこまでしたくない。と言うのが式場の本音です。
せっかく挙げてもらった結婚式を、そんな思い出にさせたくない。と言う心情もあるみたいです。(悪いのは契約を無視した新郎新婦になりますが・・)
そこの隙間をついたようなやり口で、実際にフリーカメラマンを安く雇って派遣しているサービスが実在する。と言うことなんですね。
まとめ
絶対にやめた方がいいカメラマンの持ち込み持ち込み方法のお話でしたが、あなたはどう感じましたか?
僕も結婚式のカメラマンです。
だから、持ち込みカメラマンにも色んな業者があって、式場も困っているんです。という真実をあなたに伝えたいのです。
本来、新郎新婦のためを思ってサービスを提供しているのであれば、
お客さんにはリスクを負わせるようなことはしないでしょう?(普通に考えれば当たり前の話です)
持ち込み禁止が悪い・・ということではないんです。
結婚式を提供する立場である式場側は、
「敷地内のルールは、運営している企業が責任を持って管理しなければならない」
と決まってますし、これは一般の企業でも同じですよね?
例えば、賃貸アパートやマンションでも「ペット禁止」のルールも多いと思いますが、もし内緒でペットを飼ったらどうなりますか?
容赦無く違約金が発生しますね。
それと同じように契約とはとても重要なんです。
もし、カメラマンを持ち込みしたい。と言う理由があるのであれば、
どういう目的なのかを明確にする必要がありますし、
契約前の段階であれば「ある程度融通が効く」という式場もあります。
世の中には色んな会社があると言うことをお伝えして今回の記事は終わりたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました☆