こんにちは、アベニールの山﨑です。
今回は、結婚式の前撮りは何ヶ月前に予約すべきなのか?という質問に対して、ウェディングカメラマンの目線でお伝えしたいと思います。
なぜ早めの予約が必要なのか?
なぜ何カ月も前から予約している人がいるのか?
その辺りの情報を合わせてお届けしたいと思います。
■ CONTENTS
前撮りの時期について
一般的な式場では、結婚式の1カ月前後〜2週間前くらいに前撮り撮影が行われることが多いです。
例:10月に結婚式を予定している方は9月に前撮りをする。
なぜ、1カ月前前後が多いのかという理由は、
・ヘアメイクのリハーサルにもなるから。
・1カ月前だと新婦さんの髪の長さや体型に大きく変化が出ないから。
・前撮り写真を結婚式当日に活用することができるから。
というような理由があります。
3ヶ月前の予約がおすすめ
結婚式の前撮りを行うためには、事前に決めなければならない複数の項目があります。
それは、、、
・カメラマンの空き状況
・衣装の空き状況
・ヘアメイクの空き状況
・ロケの場合、撮影ができる状況なのか確認
・撮影スケジュール(ロケあり)
・どんな写真を撮りたいのか打合せ
・撮影で使用したい小物があれば準備する
結構あると思いませんか?
この項目を撮影前までに打合せ・準備を行うことが必要ですので、こだわりたい方は3カ月以上前に前撮りの予約をされるケースもあります。
また、ロケーション撮影などを希望されている場合は、撮影したい写真(例えば桜や紅葉など)に合わせて日程を確保する必要があります。
その日程で先ほど述べたカメラマン・ヘアメイク・衣装の空き状況とお二人の都合が合う候補日を早めに打診する必要があります。
特に、ブライダル撮影が集中する春と秋のシーズンは2カ月前では少し不安かもしれません。
目的があるのであれば、可能な限り早めに予約できるように準備を進めることが大事です。
日程を最優先
色んな項目がありますが、一番重要なのは「いつ前撮りするのか?」という日程の予約が重要です。
それは、先ほど申し上げた項目に全て直結してくるからです。
例えば、お気に入りのドレスを予約しているとしましょう。
希望する日程に「そのドレスが空いているか?」ということもドレスショップに確認することも必要になります。
カメラマン、ヘアメイクも同様です。どれか一つでも欠けてしまうと「その日」に撮影ができない。ということなんですね。
・カメラマン
・ヘアメイク
・お二人の都合
この項目すべての都合が揃わないと撮影することができないので、日程を最優先で決めておくのもポイントです。
とりあえず日程を確保できたら、スケジュールや撮影内容の打合せを決めることができます。
また、撮影に使用したい小物などを準備したい場合は制作期間も必要です。
桜シーズンの予約はお早めに
毎年のことなのでお伝えしておきますが、桜が撮影できる期間は1年間の中でたったの10日間〜2週間ほどしかありません。
地域によって桜の満開シーズンにずれはあるものの、3月下旬から4月上旬にかけてがメインとなります。
しかも、雨が降ってしまうとあっという間に花びらも無くなってしまう桜・・。
だからこそ、ある程度目安となるのが先ほどの4月上旬付近になるわけです。
4月〜6月にかけて結婚式の件数も増える時期であることから、それに伴い前撮り撮影を行われるカップルも増加する時期です。
御察しの通り、一年の内にもっとも集中する時期と言っても過言ではありません。
先ほどのカメラマン、ヘアメイク、衣装など日程を抑えることを最優先することをオススメします。
早い方は10月〜12月にはすでに予約を入れている新郎新婦さんもいます。1月〜2月も予約が入りやすい時期でもありますので、桜と一緒に前撮り撮影を希望される場合、できるだけ早めに動きましょう。
5月のGWは結婚式ラッシュ
この前、とあるカメラマンさんとお話した時に、今年のGWは13件撮影した。というお話を聞きました。
1日に2〜3件撮影してますね。やばくないですか?笑
そんな5月の結婚式事情もあるので、ゴールデンウィークに前撮り撮影を希望される場合は、かなり早めに動かれることをオススメします。
GWが終わってからの土日であれば、そこまで急がなくてもいいかもしれませんが、遅くとも3月下旬までには決めておいたほうがいいと思います。
カメラマンやヘアメイクさんへの撮影依頼(式場からも含めて)は約2カ月前が多いという理由もあるからです。
6月は意外と穴場?
式場やスタジオで前撮りを行う場合は天候を気にしなくていいので、たとえ梅雨の時期だったとしても問題なく撮影することができます。
一方、梅雨の時期にロケーション撮影を希望される場合、
万が一、雨が降ってしまった場合を考えて予備日が設定することができるか?という点が重要になってきます。
土日を予備日で抑える・・というのは正直難しいことも多いです。その理由として、予備日で土日をいっぱいにしてしまうと、他の撮影案件の予約を入れられなくなってしまうからです。※売り上げも激減してしまうのです・・。
平日には予備日設定できるところも多いので、ロケーション撮影希望されている方は、あらかじめ予備日が取れるのか?という点を踏まえて日程の調整を行いましょう。
また、雨天続きで延期延期・・・となって結局撮影したのが夏になった。というケースもあります。
夏がダメってことでは無いのですが、最近の夏場は危険が伴います(悲しいニュースが多いです・・)
特に和装やドレスは普段着とは違うので、ロケーション撮影には注意が必要です。
9月〜10月はもっとも人気シーズン
この時期の前撮りは夏本番も過ぎ、比較的過ごしやすい季節に入ります。(熊本はまだ暑いですが・・)
9〜11月も結婚式のシーズンなので、こちらも2カ月前には予約を入れることをオススメします。
11月の紅葉シーズンも人気
地域差はありますが、紅葉のシーズンも前撮りロケーション撮影は人気の季節です。
秋の雰囲気はイチョウやモミジなど、和装だけでなくドレスでもキレイな写真が残せます。
暑くもなく涼しい季節はやはり人気が高いので、桜シーズンと同様に8月〜9月に予約を入れる方も多いです。
12月〜2月は比較的予約しやすい
まあ冬なので寒いです。
特に花嫁さんはドレスなので、極寒の中で笑顔を出せる花嫁さんはそんなに多くはありません。。。。
ただ、冬は夕日もキレイですし雪が降ってきたらロマンチックな前撮り写真を残すことができます。
あえて選ぶことは少ないかもしれませんが、もし1月〜3月に結婚式を控えているのであれば12月までに撮影されることをオススメします。
2月のロケーション撮影は本当に厳しい季節です。
なのでスタジオ撮影、式場内での撮影を推奨しています。どうしてもロケに行きたい!海で撮りたい!というお二人は時期を前倒しすることをオススメします。
確実に予約を入れたいなら3カ月前
人気のフォトスタジオや式場でも同じことが言えますが、
通常、前撮りの打ち合せ時期で多いのが、結婚式当日から2カ月前です。
その為、2カ月前がもっともカメラマンやヘアメイクへ仕事の依頼が入りやすいタイミングなんです。
即決で決める方は少ないと思いますので、上記のように2カ月前から動き出したとしても、同じように予約したい他の新郎新婦もいますので、日程の取り合いになる可能性もあります。
ということは・・?
そうです。3カ月前あたりに比較検討することで予約を入れやすくなる可能性が高くなります。
桜のシーズンや紅葉のシーズンだと、もっと早めに予約を入れておくことも検討されてみてください。
まとめ
今回は「結婚式の前撮りを予約するのは何カ月前が多い?」というご質問についてのお話でした。
新郎新婦さんによって、休みが土日しか取れない。忙しくて結婚式前はなかなか休めない・・。という方もいると思います。
ただ、前撮りはとても思い出深い1日になりますので、日程には色んな余裕を持って望まれてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました☆